『私も子供も人生あきらめたくない』
忙しく働くママの為の
メンタルカウンセラー
はなさき はなです
ご主人の顔色をみてしまい生活するのがキツイというHSP気質のクライアントTさん。
HSP気質なのも関係しますが、
クライアントさんのご両親との関係が起源で上手くいかない事がありますので、
カウンセリングでは、先ずそこを取り組んでいきます。
クライアントさんより了承を頂いて書かせて頂いています。
クライアントTさんのお父さんは、大学教授、お母さんは専業主婦でした。
Tさんは、専業主婦で、ご主人も大学教授です。
お子さんは、1人。
Tさんは、ご主人が怖く、怖くてしかたがないそうです。
自分がHSP気質だからではないかとおっしゃいます。
怖いご主人との生活を続けていくうちに
いつの間にかうつ状態になりました。
ご主人の機嫌を損ねると、1か月以上無視をされるそうです。
また、Tさんが子供の事でご主人に話しかけている時に急に大きな咳ばらいをするそうで、
Tさんはよくビックリして、私が何か変な事を言ったのだろうかと自己嫌悪に陥るそうです。
子供の事で相談したくても話しの内容次第では、
ご主人が機嫌が悪くなることを考えると子供の話しもできないでいます。
ご主人が咳払いをしたあとは、そのことが頭から離れず私の何が悪かったんだろうと一日中頭の中でグルグル考え
そのうちクヨクヨと落ち込んで寝込んでしまうそうです。
無視をされたTさんの毎日の心労を考えるといたたまれない気持ちになりました。
無視が一番傷つくし体にこたえます。
なんとかこの状態を脱出しないと悪循環の中でTさんは、溺れてしまいます。
先ずTさんは何かにいつもおびえています。
正体不明の恐怖です。
これも小さい頃、親から脅されていたと言うと心穏やかには聞けませんが、
親は、何も悪気があってやっているわけではありませんが
無意識に子供のTさんに言っている言葉がありました。
~しないと将来こんな怖い事がおこるという言い方を
親御さんたちが、Tさんに言っていたようです。
それが大人になってからも
何かやらなければいけなかった事をやっていない時には、
今だに親から言われていた
何か怖いことが起こるという思考の癖が抜けずに毎日を生きている事がわかりました。
これもカウンセリング前にやる無料のメールカウンセリングで
質問と対話を繰り返しながら見つけていった
Tさんの落ち込みのきっかけになる一つのクセでした。
このような上手くいかない思考の癖や上手くいかない信念や価値観、悪循環を
カウンセリング前の無料メールカウンセリングで一つ一つ
質問と対話の中で見つけていきます。
そして本番のカウンセリングでは、ごそっとそのクセをとっていきます。
カウンセリングで、Tさんが、ご主人の咳払いが怖い理由がわかりました。
実父が咳払いをしたときには、言われる前に何かを察しなさいという合図でした。
察して行動しないと何か怖いことが起こるという呪文がTさんには
染みついています。
Tさんに、ボーとしないで、実父の思っている事を察して、
行動しなさいという合図だったのです。
もちろんTさんのお母さんもその合図を察して動いていたようです。
Tさんのご主人は、妻に何も言わずとも察しろと
ご主人のいう事をきかせるためにビクビクしているTさんのそのクセを
うまく利用したのかもしれません。
Tさんには、咳払いが怖いという身体的習慣をなくすカウンセリングをしました。
ご主人が咳払いをした時もすぐビクついたり、顔色を見たり、すぐ動こうとするクセを
自分とご主人を冷静に観察してフカンする時間に変えていこうと練習をする事にしました。
最初は出来るのか心配していたTさんに「私がついているからやってみて」
「最初は、怖いけどやってみよう!」というはなさきの言葉で実行されました。
Tさんは、最初は、怒られるのではないか、また無視がはじまるのではないかとビクビクしながらやったそうです。
小さかった頃、こわい時に怖いを「怖くない怖くない」と自分に言い聞かせていた習慣をやめ
怖い時は、「怖い怖い」と「怖がっていいんだよ」と自分の胸をさする練習しました。
そうして怖いをその都度感じるようにしたところ、ご主人の無視が怖くなくなったいきました。
そして、怖いという感覚がなくなってくると
ご主人が、無視をされた時は、なぜ自分を無視をするのか聞くことができるようになりました。
聞くことによって、ご主人が無視する理由を話すようになり
それを聞いて、おかしい所はおかしいとご主人に言えるようにまでなってきました。
最初は、「私がついているから、何かあったらすぐ教えて下さい。」と怖いを克服するために寄り添っていきます。
そして、だんだんとそれが出来るようになるとクライアントさんは、自信がついて自律を始めます。
自分軸を作っていきます。
怖くて行動が出来ずに自信がないの悪循環でグルグル思考だっったクライアントさんが
一つの行動をキカッケに変わっていきました。
ご主人とお互い話すようになると最初は喧嘩になっていましたが、
おたがいの本音を話すうちに
どうすればいいか、お互い分かるようになり
コミュニケーションをとれるようになったそうです。
Tさんは、我慢していたのにご主人と上手くいかなかった事が、
我慢を辞めて、自分とご主人の境界線を意識して、お母さんとの心の母子分離をカウンセリングでやり
自分や相手をフカンする練習をする事によって、
自分の言いたい事を冷静にご主人に伝える事が出来るようになりました。
ただカウンセリングを受けただけなんですけど、
Tさんの家族の未来が変わりました。