『私も子供も人生あきらめたくない』
忙しく働くママの為の
メンタルカウンセラー
はなさき はなです
クライアントさんは、様々な課題を解決するために
あきらめないカウンセリングに訪れます。
ある程度カウンセリングが進んでも
小さい頃のなじみの自分に戻ったほうがいいのでは?
と思う瞬間が訪れます。
それだけ、潜在意識に書いてある人生脚本には
沢山の自分の足を引っ張る信条や
思い込み、マイルールが書き込まれています。
今回は、自分らしく生き始めたらでてくる、
クライアントさんが変わる事を邪魔する人、
小さい頃に頭に入力した呪いの言葉について書いていきます。
どんな人でも持っている小さいころに親から言われた呪いの言葉に
気づかないまま人生が、上手くいかないと悩んでいます。
自分では、気付いていませんが、
クライアントさんの今の生き方を邪魔している呪いの言葉。
呪いの言葉が明らかになると問題解決の糸口になります。
初回のカウンセリングでのKさんは、今にも倒れそうなくらい参っておられました。
毛糸が絡まるように色々な困りごとがぐちゃぐちゃになっていて
動けなくなっていました。
私は、医者ではないので、診断はできませんが
うつ状態に入っているのではないかと思われるくらい
憔悴しきっておられました。
それからカウンセリングがすすんでいき
ガマンしていた感情を沢山放出され、
自分のやりたい事がわかり、
自分と向き合う事で
自分の強み、
ダメな所を客観的に見る事ができ、
変わっていく自分自身を楽しみながら
毎日を送れるように元気になられました。
久々にカウンセリングに訪れたKさんの今の課題は、
自分の意見を言うと相手を否定していると 感じてしまう事があり
自分はダメだと思い
罪悪感
無価値感
というマフィアの感情を感じ、
本当の自分は
なんだんだろう?と思い悩む事でした。
クライアントさんと私の間で、
カウンセリング前にする無料の質問と対話をします。
その中で、本当の自分で生きたいけど
本当の自分で生きだすと邪魔をしてくる人
邪魔をする呪いの言葉、
上手くいかない思考や行動のクセを見つけていきました。
実際のKさんは、
穏やかで柔らかく人に合わせる方で、
自己主張をせずに人の話しを丁寧に聞いて
気を使いながら自分の話しをするタイプです。
ただ、相手の顔色をみて下手にでてしまうので、
いつもマウントされることにも悩んでいました。
カウンセリングをすすめるうちにKさんは、
やりたい事を積極的にすすめていける人になりました。
Kさんらしく
自分を生きようとしますが、
本当に私は、このまま変わっていってもいいものだろうか?
という出来事がでてきました。
自分らしくのびのび生きる自分が好きなのに
それを望まない人がいると葛藤で苦しむので、
足を引っ張る人をあぶりだしていきました。
Kさんが自分らしく生きるのに足を引っ張る人①
なぜKさんは、自分をだしたら嫌われると思うようになったのでしょうか?
それを決めた大きな原因は、
お父さんがKさんに言った言葉でした。
小さい頃、お父さんから
「我が強いのは良くない」
「我が強いと結婚は上手くいかない」
親から子どもにかける呪いの言葉です。
お父さんは、Kさんにお父さんの好きな髪型や服装にさせられたり
女の子らしい、いい子を求められたそうです。
その時、自分をだすのをやめようと決めたようです。
自分をださなければ、お父さんから愛されると思いこみました。
しかし、この時決めた、自分をだしたら嫌われるという信条によって
将来、苦しめられる事になります。
Kさんのご両親は、よくケンカをされていたそうです。
お父さんは、お母さんのように我が強くならないようにと暗にKさんに言っていたんでしょう。
本来は、大人同士で解決しなければいけない事なのですが、
小さいKさんは、両親に本当の自分をだすことができませんでした。
頭の中はいつも混乱して、
自分の意見を言うのをやめよう
ワガママは言わないでおこうと思ったそうです。
Kさんが自分らしく生きるのに足を引っ張る人②
自分を生きだすと今までの交友関係がガラッと変わります。
今まで仲良かった人達と疎遠になった気がして、
嫌われたのではないかと悩み始めました。
今までは、少しかわいそうなKさんを心配してお世話したい
共依存関係を結びたい人達が周りにいました。
自己主張をしない
自信のないKさんでいれば、人が集まってきます。
自立を始めて、自分の意思をもち
自分らしく生きると決めたKさんは、
自分の意見を言って行動できるようになると
周りの人が離れていったんです。
やっぱり、お父さんが言った通り
「我が強いのは良くない」が頭の中を駆け巡ります。
親の呪いの言葉は、子供の視野をせばめます。
自分の意見を言う=我が強いと思い込んでおられました。
私らしく生きる=我が強いと極端な思考になっています。
だから自分を殺して、自分の意見を持たないように、
誰かが右と言えば右に行く生き方をしながらも
本当の私は違うのにと葛藤していました。
元々穏やかなKさんが、自分の意見を言って
自分らしく生き始めたとしても
世間一般でいう我が強い人のように人と張り合ったり、
挑発したりはしないのです。
人の話しも丁寧に耳を傾け
人の気持ちも考える事ができる方です。
人が離れていったので、
再び、自分の意思を殺し
人に自分の選択を指示してもらうやり方のほうが
良かったんじゃないかと揺れていました。
世の中には、自信のないかわいそうな人と仲良くしたい人がいます。
相手も自分より下と思え、自分が上でいられ世話ができるからです。
自分よりかわいそうな人だと思っていた人が、自我を持って自分を主張し始めて
自分らしさを表現して、上手くいきだすとかわいそうな人ではなくなる。
そうすると自分より下に扱えないので、離れていく人がいます。
カウンセリングをしていく中で、
今までは、出来ないKさんをなぐさめてくれる人が必要でしたが
今は、被害者意識で慰めあう関係の友達はいらないと気づきました。
③Kさんが自分らしく生きるのに足を引っ張る人③
Kさんが自分の意思をもって好きな事をすると
ご主人が嫌味を言ってくる。
お父さんが言っていた、
『我が強いと結婚が上手くいかないの呪い』
で結婚生活を送っていました。
最初にカウンセリングに来られた頃の悩みの多くは、ご主人との関係でした。
お金の事や家事の事、仕事の事でKさんをかなり追い詰めているご主人でした。
ご主人は、自分が、共依存系のモラハラに気づかずに、Kさんを追い詰めていました。
このままいくとKさんが倒れてしまうか、
離別のゴールは目に見えていました。
ご主人は、自分らしく変わったKさんがやりたい事をする事に不安を感じていました。
ご主人は、自分を生きてイキイキしているKさんより、
ご主人のテリトリーの中で、
ご主人が言われたとおりに生きていくKさんが良かったのです。
ご主人は、自分の事を何でも聞いてくれる、
自分の思う通りに動くロボットのように自分の意思を持たない妻がいいのです。
自分を持たないKさんの方が都合がよかったのです。
ご主人の思う通りに動いていたKさんは、
ご主人の要望をこなすことができずにうつ状態になっていたのに・・・
ご主人もだいぶん変わったそうですが、
相変わらず、Kさんがやりたい事をやろうとすると
Kさんが罪悪感を感じるような嫌味を言ってきます。
ご主人が自律した大人の男だったら、妻が変わって自分の人生を生きていく事を応援します。
今までの自分の意見を持たない妻のほうがいいと嫌味を言ってくるご主人に問題がある事を客観的に冷静に見てもらいました。
広い視野から自分と他人を客観的にみて
自分の父親から言われていた
「我が強いのは良くない」
「我が強いと結婚は上手くいかない」という
呪いの言葉を捨てました。
パーツセラピーで、自分の中にいるパーツ=自我の存在は、
右腕のように自分にとって大切な存在だと気づき
涙が滝のように流れました。
自我を出す事は、ワガママではないと理解できました。
自我を出さない事で、自分の人生を苦しい物にしていた事をカウンセリングで体感されました。
Kさんは、今の自分の能力を活かせる自分が好きで
もう前のように我慢して、
人からマウントされる人にはなりたくないとキッパリ言われました。
マウントされない、自分の得意分野を高めていく
自己肯定感の高い自分が自分らしくて好きなのです。
Kさんは、自分の意思で動く楽しさを経験して、今の自分が好きなのです。
邪魔をする人達の言った言葉や
離れて行く人に未練はありません。
Kさんの最初の課題:
★本当の自分はなんだんだろう?
⇒Aさんは、自我を意識することで本当の自分は、
何が好きで何が強みでという事が分かり始めています。
自分は、どうしたい、どう思うを自己対話していければ
本当の自分を知る事が出来るようになります。
★自分の意見を言うと相手を否定していると 感じてしまう事があり
自分はダメだと思っていたのは、
自分の意見を言って去る人に心を砕かなくていいと思えるようになりました。
★罪悪感、無価値観を感じる
自分をださなかったので、無価値観を感じる事になっていた事に気付き
「我が強いと結婚は上手くいかない」という呪いの言葉を捨てる事によって
ご主人の言動で、罪悪感を感じなくてよくなるでしょう。
無価値観、罪悪感というマフィアの感情を感じなくなり、
自分をだすと嫌われるという思い込みとはサヨナラです。
1回のカウンセリング本番で、
なるべくたくさんのクライアントさんの問題を解決するために
上手くいかない思考、行動のクセ、悪循環、親から受け継いだ呪いの言葉
その家代々引き継いでいるマイルールを見つける為に
カウンセリング前に質問と対話を繰り返しています。
Kさんから何度も「はなさんありがとうございます!」と言われ
根気のいる質問と対話を繰り返して
分析していく作業の疲れが吹き飛びました。
クライアントさんがかわっていくのを見るのが、
何より仕事のモチベーションにつながります♡