『私も子供も人生あきらめたくない』
忙しく働くママの為の
メンタルカウンセラー
はなさき はなです
前回お話しした【夫とノラ猫の私】
の事例、まだあります。
前回と同じ様に
「ママ、又、ノラ猫みたいになっているよ」
子供が、私の夫に対する様子を見てそう言いました。
私「どういうふうにノラ猫みたいだった?」
子供「パパに対して、ノラ猫みたいに、キー!!!!と背中の毛を逆立てているよ。」
背中に毛が生えていて、逆立っているのが分かるくらい・・・
「ああ・・・・又やっていたか・・・」自分では、無意識でした。
無意識にやっている事を外部から指摘されると
最初は、そんな事はないと抵抗するのですが、
何度も言われるようになると
変えなきゃと素直に思えます。
この時、何が起こったかというと
夫が仕事から帰ってきてムスっとしながら「お風呂に水を貯めたまま乾燥しているから、
洗濯物が乾いてない」と言ってきたのです。
まるで、私がへまをしているバカ主婦みたいな言い方です。
正確に言うと夫の言葉から
私が、バカなマヌケ主婦と言われていると勝手に感じたのです。
アダルトチルドレンやHSP特有の被害思考になって
私が、勝手に感じただけ
つまり夫には、そんな意図はないんです。
勝手に私が感じた。
感じた私の方に実は、解決のキッカケがあるのです。
夫の何気ない言葉に私が、過剰に反応していたのです。
なぜ過剰に反応したのかというと
先ずは、家事ができていない自分に対して、負い目があるのです。
完璧に家事ができていない自分につねづね罪悪感を感じているのです。
だから、できていない所を少しでも言われたら
ノラ猫のように
逆毛をたてて反応してしまうのです。
それは、子供の頃に親に対する心の負い目と同じです。
親の期待に応えれない罪悪感と同じです。
勉強していない罪悪感を感じているのに親から「勉強しなさい」と言われると
余計反発して、やりたくなくなる
と似ているかもしれません。
子供が勉強しない理由は、このあたりと関係している事もあります。
お母さんの子供に対する言葉かけが
余計、子供のヤル気をそいでいたり
子供の反発をまねいていたり、
でもお母さんは、それに気づかずに、
毎日、子供にルーティンで言ってしまっています。
子供の気持ちを想像できずに「勉強しなさい」と言わずにはおれない。
このお母さんの止められない気持ちをカウンセリングでは、
とっていきます。
詳しく言うと
クライアントさんの子供の時に親との関係で身に付けた
罪悪感や完璧にしなければいけないなどの
思考の習慣や感情を細かく見つけていって、取っていくのです。
そうするとお子さんに対する言葉かけも変わってきて
子供のヤル気を促す言葉かけが
自然と出るようになります。
話しは戻って、
その当時、私に自分の状況をフカンして見る余裕があれば、冷静に判断できたでしょう。
3人の子供をワンオペで育てて、
それも完璧にしなきゃという無意識の法律を持っていて
出来ない自分に劣等感を持って、責めているから
夫から出来ていないと言われたと勝手に妄想して
過剰に逆毛をたてて反応しているんだと冷静に判断できます。
自分と相手をフカンしてみれれば、
他人は変えられないけど自分は変える事ができる
つまり自分を変える方が、簡単なのです。
相手を必死に変えるより
夫婦関係、子供との関係もスムーズにいくようになります。
夫は、「お風呂に入りたいけど洗濯物が乾いてない
疲れて帰ってきたんだからすぐ、お風呂に入りたい」
と言いたかっただけなのですが、
なんせ夫の言葉がたりない。
私は、夫が一生懸命働いている事にリスペクトして
夫が働いたお金の節約のために水を貯めていました。
それも風呂ふたを洗って、きちんと風呂ふたもキッチリしめている
それなのに・・・
私の気持ちも考えずに
(子供の頃、親に自分の気持ちを考えずに
ごり押しコントロールされてきた方は、
私の気持ちを考えてくれない他人の言動に反応しないように
カウンセリングしていきます。)
どう考えてもプラスチックの風呂ふたを通して、
お風呂の中の水が上にあがる事はないので、
洗濯物の乾燥を邪魔するわけないじゃん。
プラスチックのフタを通して、
どうやって水がもれて洗濯物が乾かなくなるんだ。
それは言いがかりだ。
だんだんイライラしてきます。
夫が働いているお金を節約するために、お風呂の水を貯めている
それを分かって欲しい(これが本音)。
私の中に分かって欲しいという大きな課題があったのです。
アダルトチルドレンさん、HSPさんは、ここをなくしていきます。
私が、夫に感謝しているから
節約してふろ水を貯めている事を夫に伝えもせずに
自分が勝手にやっているだけなので・・・
妻が感謝して節約しているなんて夫は、しらないのに
私は、勝手にやっぱり分かってくれないと
悲劇のヒロインモードに
突入するという
悪循環になっていました。
ただ洗濯物が乾かないだけが、
「又私のせいと言ってるの????」
と脳は、一瞬に過去、親から言われていた事まで
駆け巡って嫌な感情まで感じていきます。
アダルトチルドレンは、小さい頃から成績が悪いと「勉強していない、あんたのせい」
何かで失敗すると「ちゃんとしていない、あんたのせい」と言われてきているので、
わかって欲しい人に
「やる事をやっていないやバカな事をして」と言われると
「あんたのせい」と言われるような気になって、
被害者思考になっていきます。
「あんたのせい」と
言われるのが何よりツライ。
自分を守るために過剰に反応します。
これ以上、私のせいにしないで、
小さい頃から私のせいと言われてきたので、
一生分の私のせいという気持ちは、
コップの水で、あふれんばかりなのです。
だからこれ以上、私のせいと思わせる事は、言わないで欲しいのです。
本当は、親からあんたのせいと言われて悲しかった感情をカウンセリングでだしていけば
イチイチ反応しなくなるんで、
いいのですが・・・
夫の本音は、お風呂にすぐはいりたいという気持ちを分かって欲しいだ。
もっと本音は、休日も働きに行っている自分をねぎらってほしいだったかもしれない。
ノラ猫だった私は、周りは自分の事を分かってくれない人ばかり、
外では、ママ友に車に乗せてと言われれば「いいですよ」と笑顔でこたえ。
仕事では、理不尽な事を言われても、笑顔でゴマかす。
相手の期待に応えるというブロックを持っている為、
人との境界線があいまいなためガマンしていう事を聞くことが多い。
そこに課題があるだけなのです。
外でガマンしている分、家の中では、
少しでもこうして!ああして!と言われると、
自分の心の領域を犯されるようで
キーとノラ猫になって自分のテリトリーを守りたくなる。
相手の心理を知らずに心の余裕がない時には
夫の思っている事を考えられずに
ノラ猫になっていた。
日本は、アダルトチルドレンが多いと言われています。
明かな虐待やネグレクト以外に
条件付きの愛情で、
子供をコントロールする親は、周りを見ていても多いと実感しています。
夫婦問題は、
お互いの小さい頃に身に付けた思い込みや思考のクセを
それは違うでしょと
相手にぶつけている事から発生しています。
毎年、沢山の夫婦が離婚しています。
沢山の子供達が、夫婦喧嘩で心の傷を受けています。
あきらめないカウンセリングに来られて
離婚の危機を脱した夫婦が沢山います。
離婚を回避できてきた方たちを見ていると
もしかして日本中で離婚を回避できた夫婦も実は
沢山いるんではないかと思います。
たまたまカウンセリングをうけたから、離婚しなくてよくなった。
なにより、未来ある子供の為に夫婦喧嘩をなるだけ少なくして欲しい。
カウンセリングででてくる心の傷の中には、親が喧嘩する場面や
夫婦間の冷たい雰囲気の場面がよくでてきます。
大人になり運よくいいカウンセラーに出会えば、心の傷をいやす事が出来るが、
親の夫婦喧嘩がトラウマで、
今まで可能性をつぶしていたクライアントさんを見ると
夫婦喧嘩をなんとかしたいと思います。
夫婦喧嘩や冷たい雰囲気にならない為にも
お母さんには、イライラの原因がそこからきているかを知って、
我慢せずに
心の底にある自分の本音を知ると、
自分の本音を実現する事が出来る
と知って欲しい。
子育てには、お母さんの心の余裕が必要です。
未来ある子供の為にお母さんが
小さい頃に身に付けた心のクセやニセモノの感情を見つけてください。
私は、ノラ猫から家猫になって幸せに暮らせるようになりました。
あなたも家猫になってゆったり楽しく生きていきましょう❤