『私も子供も人生あきらめたくない』
忙しく働くママの為の
メンタルカウンセラー
はなさき はなです
40代のクライアントA子さん。
学生の時は、成績も優秀で、今は、専門職で働いていています。
稼いでくれるダンナさんと結婚して子供もできて幸せなはずが、
ある時、頭がもうろうとしてきて、体が動かなくなってきました。
生きるのがつらい・・・
仕事にいけなくなり、ネットでアダルトチルドレンの記事を読み、
私のことではないかとカウンセリングに来られました。
3人兄弟の長女で、小さい時から両親に期待されて、その期待に応えてきたそうです。
お母さんは、近所の方や友達からA子さんの事をいつもほめられていたそうです。
優越感を感じて、嬉しそうに褒められた事をA子さんに話してる
お母さんの姿を見るのがA子さんにとっては、頑張る原動力になっていたそうです。
A子さんが、頑張り続ける事が出来たのは、お母さんの喜ぶ顔がみたかっただけで、
自分の為ではありませんでした。
大人になって、自分ががむしゃらに頑張って、人に褒められるのは嬉しかったのですが、
周りは、私の期待に応えてくれない事にいつも不満をもっていました。
職場の人や夫、子供が言うことを聞いてくれず、
人間関係もうまくいかない事も悩みの一つでした。
A子さんは、常に頑張る事を求められ、目標を達成するためには、休むことはダメだと言われてきたので、
大人になっても休むと罪悪感を常に感じていて、
いつも何かしなければ、何かすることはないかと
無意識に探していた思考のクセに気付かれました。
何か生き詰まった時は、同じ思考パターンでしか考えられていません。
それをこっちから考えたらどうですか?と言葉かけをしていきます。
そうすると自分の無意識下に考えていた事が、意識上に上がって、
自分が上手くいかない無意識の思考と行動のクセに気が付きます。
そして、体調が悪く寝込んでいる日は、無意識に『なんでできないの、努力すればいいのに』
『もっとちゃんとしなさいよ』『なさけない、だからうまくいかないんでしょ』と
自分責めをしている事にカウンセリング中、気づかれました。
『私は、人や子供や夫に対しても心の中で同じ言葉をつぶやいていました。
そしてその心の中のつぶやきが、同僚や夫や子供に対して態度にでていました。』
これが潜在意識にあったものが、顕在意識にあがってきた上手くいかない理由でした。
この気づきが、カウンセリング中に何個かでてきます。それで問題が解決していくのです。
そう答えると涙をながして、ウオンウオン泣き始めました。
いいんです。子供の頃から我慢してきた人は、カウンセリングで、声を
だして泣かれるんです。だって40年以上ガマンしてきたんですもん。
カウンセリングでは、自分の知らなかった我慢してきた事、
自分が我慢することによって
かえって人間関係や体を悪くしている事に気付かれていかれます。
そんなバカな!!と思いますが、、、我慢している人の方が
人生上手くいっていない人が多いように思います。
我慢することによって何がうまくいかなくなっているのかを
理解できるのがカウンセリングです。
A子さんは、お母さんの期待に応える事が、A子さんのミッションになっていたので、
今、夫との関係が悪くなり、体まで壊していたという事実を知る事ができました。
これが自分で自分をフカンしてみれた瞬間です。
日常でも自分で自分をフカンして見れる時間を増やすためにカウンセリングで
気づくことが、自分の思考を変えて、行動を変えていきます。
A子さんは、自分に無理をさせない事に決めました。
自分に厳しいから、人にも厳しくしている事にも気づかれました。
出来ていない所を探して、努力しなさいと自分に厳しいので、
人のできていない所を無意識に探して、人が努力しないとイライラ態度に出していたのです。
小さい時からお母さんを喜ばす事を第一に生きてきたので、
自分を大事にする方法をお母さんから教えてもらっていません。
自分を大事にする方法が分からない。
人を大事にする方法が分からない。
自分を大事にしすぎるとこれ以上成長できなくなるので、もっと努力しなきゃと
自分を駆りたてた結果、生きづらくなっていました。
これは努力しないと自分には価値がないという
大きなメンタルブロックを入れられたお母さんを
頭の中から追い出さないといけません。
カウンセリングを続けることによってお母さんの為ではなく
自分の為に生きるのが、自分と夫と子供の幸せになることだと実感して
お母さんと心の母子分離をしていきました。
無意識に親の為に生きてこられた方は、
親の期待に応えない事に強い罪悪感をもたれています。
そして、自分も大人になった時、
無意識に罪悪感を与えながら、人を操作しようとします。
これが、世代連鎖の怖い所で、無意識に引き継がれていきます。
親御さんが、自分がコントロールしやすいように子育て期間に罪悪感を感じるように
子供さんに罪悪感バク弾をうめてきているので、
罪悪感というバク弾をカウンセリングで見つけて、
こんなのいらない!と捨ててもらいます。
実は、これ長年持っているので、なかなか捨てられないんです。
でもこれを持っていてもいい事がないとカウンセリングテクニックで、
気づいて頂きます。気づいたクライアントさんは、笑います。
なぜ私は、この自分を不幸にするものを長年大事にもっていたのかと笑います。
これが自分をフカンしている証拠です。
いつまでもダメな自分に浸っているのはもったいない。
罪悪感バク弾で、動いていた自分にさよならして、自分の為に生きる!!
そう言い切ったA子さんの顔は、とても素敵に輝いていました。