『私も子供も人生あきらめたくない』
忙しく働くママの為の
メンタルカウンセラー
はなさき はなです
クライアントさんより頂いたメールです。
カウンセリングで起こる心の中の様子がうまく表現されていますので、
掲載の許可を頂いて掲載させて頂きます。
クライアントさんの名前を仮にAさんとします。
Aさんは小さい頃、お父さんを亡くされ、おばあちゃんの家の近くに住んでいました。
学校から帰ってきたら、おばあちゃんの家に帰り、夕飯も一緒に食べていました。
お祖母ちゃんの家は、お嫁さんも同居されていたので、
お母さんは、お嫁さんに気を使われて、おばあちゃん家の家事などを率先してやられていました。
そして、そのお手伝いを3人兄弟で、唯一女の子だったAさんばかりに強要されていました。
Aさんも遊びたい時やゆっくりしたい時は、本当はお手伝いをやりたくなかった事もよくあったそうですが、
お母さんがお祖母ちゃんの為に一生懸命やっていた事を幼いからといって
Aさんがやらないでいいという事は許されませんでした。
なかには、小学生ができるお手伝いとは言えないような仕事をやらされていたりしました。
そんなAさんが、大人になって結婚した相手の親つまり義理母が、強烈な毒親タイプの姑さんでした。
ご主人は典型的なアダルトチルドレンで、お母さんの言いなりです。
ご主人と義理母との関係は、典型的な共依存関係で、Aさんは息子をとられたくない義理母にかなりひどい事をいわれたり、されたりしてきました。
ご主人の優先順位は、Aさんと子供ではなく、いつも義理母でした。
びっくりする事に「私(義理母)とAさんのどちらをとるの?」と迫ったり
少しでもAさんと仲良くすると義理毒母は、「私も見捨てるつもりか、○○君に見捨てられると生きていけない」と泣かれた事もあったそうです。
最初は、いいお嫁さんになろうと頑張っていたAさんも度重なる義理母のイジワルに心身ともに参っておられました。
最初のカウンセリングでは、義理母に対して今まで我慢してきた怒りを火山が噴火するくらい出して頂きました。
そして、いつもお姑さんを優先するダンナさんに対する怒りや悲しみもだしました。
人生うまくいかない方は、感情の出し方を親から学んでいません。
(正確に言うと感情の感じ方なのですが。親も感情の感じ方や伝え方が下手な為、子供もそれを引き継ぎます。)
感情を感じるのはとても大事なので、諦めないカウンセリングでは感情を出す練習をカウンセリング中にやっていきます。
皆さん産まれてこのかた、感情を我慢している方が多く、怒りや悲しみ、怖さがもうへドロのようにドロドロになって悪臭を放っています。だから苦しいのですが・・・
感情を相手に向けるのではなく、感情を出す方法を練習していきます。それだけでも生きている感覚をつかむことができます。
カウンセリングをしながら自分を客観視する練習、そして境界線ひく練習をしていくのですが、義理母とご主人を取り合っている事を冷静に見る事が出来るようになり、同じ土台に立たないで自分で自分を認めて、人との境界線をひき、自分の人生を自分でつくっていく練習を始めました。
長い間、義理母との関係、ご主人との関係、職場やご近所付き合いの人間関係でとても苦労されていました。
いつも人より下になって人間関係を結んでいる為、Aさんはいつも人から利用されたり
嫌な事を平気で言われたりしてもガマンばかりされていました。
自分らしい人生を生きるために問題を解決するには、どうすればいいでしょうか?
問題を解決するためには、裏の目的を知る事が大事です。
②に続きます・・・