[ 親の期待に応える悲しさ]を知った旅

『私も子供も人生あきらめたくない』

忙しく働くママの為の

メンタルカウンセラー

はなさき はなです音譜

 

 

先日、コロナ自粛もとかれ、2年ぶりに両親・妹・私で熊本・大分に旅行に行きました。

妹が毎回、私も招待してくれます。

いつも素敵な旅行に連れて行ってくれる妹には、感謝しています。

 

 

 

 

  界別府

 

 

旅行の前日に母と2人で話しをしていたら、

母に対して、弟が激怒した話しを聞かされました。

母は私に味方になって欲しかったようですが、

どう聞いても子供の気持ちを考えない母の自分勝手な行動が元で

弟が激怒しているとしか思えませんでした。

 

 

母は、私が味方になってくれると思って話しを始めたのですが、

弟の気持ちを考えない母の行動に

長年ガマンしていた弟の悲しみが

激怒するほどの怒りに変わったんだと思いました。

 

 

母には、きっぱり「弟に対するその対応は、母がおかしい」と言いました。

 

 

母は、いつまでたっても可愛そうな私でいます。

誰かを味方につけてその人を動かして

喧嘩の仲裁をさせるやり方は、

母の常とう手段です。

 

 

昔は、よく父と母との喧嘩の仲裁に入っていましたが、

今の私は参加しません。

 

 

喧嘩の仲裁に入ると、なぜか私が悪いとなるパターンになっていました。

今は、もうその手にはのりません。

子供を所有物のような扱い

=子供は親のいう事を聞くべきという法律はもう捨てています。

私も随分、親との間に境界線を引けるようになったなと思います。

 

 

 

さてさて旅行の部屋は、両親の部屋と妹と私の部屋を別々にとってくれるので、

妹とはゆっくり話せる時間が取れます。

 

 

界阿蘇

小さい頃から頭が良くて、いつも両親にとって自慢の子供だった妹。

こうやって4人で集まると

いつも母のひざの上で甘えていた妹が

いつもうらやましくて、しょうがなかった事を思い出します。

 

 

妹は、両親の期待に応えて医者になり

大人になっても自慢の娘だったはず。

 

 

私は、親の期待に応える事ができない悲しさをずっと無意識に抱えていたので

妹は、こんな気持ちを感じる事がない人生なんだろうなと

勝手に思っていました。

 

 

しかし妹の様子をみていると

旅行に行っても両親の事を常に考えて、

両親が喜ぶようにプランをたてて

「お腹すいた?」や「疲れてない?」「どこに行きたい?」

と両親の顔色をみて過剰に気を遣っていました。

 

 

そんな様子をみて、

今でも妹は、親の期待に応え続けている事に気がつきました。

 

 

comico art museum

 

それに気がついた時、今まで自慢の娘で、恵まれていると思っていた妹が、

実は、親の期待に応えるために

小さい頃からずっと頑張ってきたと知りました。

 

 

妹が優秀なばかりに私は、親に愛されないと

ただただ羨ましがって

長年、かわいそうな私=悲劇のヒロインをやっていた事を

恥ずかしく思いました。

 

 

店員さんや宿の人、誰に対しても

とても神経を使って下手にでている妹の様子をみて、

職場でもきっと気を使ってるんだろうなと想像できます。

 

 

今年になって妹が、

少しグレードの高いマンションに住み替えました。

 

 

その時に「いいソファを教えて!」とインテリアの相談を受け

座り心地も良くお昼寝するとベッドのようにぐっすり眠れるソファを紹介しました。

日本製で、それなりの金額がするのですが、

妹が、毎日一生懸命働いている体をゆっくり休める為には見合った金額だと思いました。

 

 

しばらくして、母からの電話で妹の引っ越しを手伝ったあとに

「まだ使える家電があるのに全部、新しいのを買って」と怒っています。

 

 

「いいマンションに引っ越しをして、もったいない。

お金を大事にしたらいいのに・・・」と言ってきました。

 

 

えッ、毎日患者さんの為にずっと働いていて、毎日クタクタになっているのに

自分が働いたお金を自分でどう使おうが、自由にしたっていいでしょう。

(心の声)

 

母が、引っ越しの手伝いをしながら、妹が買ったものや

マンションに対して「もったいない」と不機嫌になっている様子が

目に浮かびます。

 

 

母には、

「自分で稼いだお金くらい自分の好きなように使っていいと思うよ」

と言って電話を切りました。

 

 

子供とはいえ

いい年をしたそれなりの収入のある娘の買う物や

お金の使い方にまでケチをつける母の毒に

いや~な予感をしていたのですが。

 

 

案の定、妹は、ソファは買わずに安いビーズクッションを買ったそうです。

そしてそのビーズクッションを母にも買ってあげていました。

(どこまで気遣いをするのかなぁ・・・)

 

 

子供が欲しくて買った物に文句をつける母のクセは、身に覚えがあります。

 

 

私も何か欲しい物で、ちょっと金額が高い物を買う時に

常に罪悪感を感じながら買うクセが長年とれませんでした。

これをとると自分の好きなものを買える充実感を味わえます。

(こんなトラウマをもっていない人もいるんですよね・・・)

 

 

妹は、まだまだコントロールから抜けだせないでいます。

そして、それが変だとも気づいていません。

 

 

妹の様子をみていて

親の期待に応え続けるのも大変なんだという事を改めて思いました。

 

 

親の期待に応える事が出来なかった悲しさ(私)

 

親の期待に一生応え続ける苦しさ(妹)

 

 

どっちも苦しいですね。

 

 

露天風呂につかりながら、

妹に「親の期待に応えられない悲しさがずっとあったんだよね」と話しをした時に

妹が「私も親の期待に応えられない悲しさがある」と口を開きました。

 

 

あれだけ必死に努力して親の期待に応えていた妹の口から

意外な言葉がでてきて、妹が沢山ガマンしている姿を想像して、

自然と涙が流れてきました。

恥ずかしいので、涙がばれないように温泉のお湯でごまかしました。

 

 

小さい頃、妹ばかりかわいがられる様子に嫉妬して

「喧嘩ばかりしてごめんね」

本当は、そう言いたかったのですが・・・

 

 

露天風呂で、妹と語りました・・・

 

 

弟も親の期待に応えられない悲しさを無意識にもっていて、

不器用だけど弟なりに親の期待に応えようとやっていた事を

軽んじてあつかわれて

激怒していたんだろうな。

 

 

そこには、悲しさがいっぱいあるんだろうな

と思うと

親の期待に応えなさいという育て方って合ってますか?

子供の幸せにつながってますか?

と思わずにはいられませんでした。

 

 

親の期待は、一生続くし

小さい頃から、親の期待に応えられない罪悪感の爆弾を

一緒に埋め込まれてしまったら

何かをする時の行動の足かせになってしまう。

(これをカウンセリングではとっていきます。)

 

期待に応えないといけないと育てた両親って・・・いったい・・・

子供の幸せより自分なのかな・・・

 

 

私は、人生の途中で心理学に出会った。

そして、素晴らしいカウンセラーの先生方に出会ったおかげで

親の自分勝手なルールに気づくことができました。

 

 

ただ【親の期待に応える事ができない悲しさ】

その存在に気づいたのが、

自分の子供が大きくなってからでした。

 

 

この深い悲しみに気づかなかった為に、

親の期待に応えられる子になるよう

自分の子供にも頑張らせてしまうという

バカな世代連鎖をしてしまいました。

 

 

3人の子供達のうち2人は、

親の期待に応えるという法律に従い

親の期待に応えようとムダに一生懸命努力をしていました。

 

 

子供が苦しんでいる時に助ける事が出来たのは、

心理学の知識と心理療法だったのですが、

それまで子供達自身は、自分の足を引っ張りながら行動するという努力の仕方をしていて

目的を達成するのにかなり苦しんでしました。

 

 

ただ幸運な事に親の期待に応えないで、わが道をいく子が一人います。

私が、自分が持っている親の期待に応えられない悲しさに気づいていない時は、

無意識とはいえ

その子の言動を理解できずに怒りでいっぱいになってしまい

追い込んでいた事もありました。

今となっては、ごめんなさいと言っても足りないくらいです。

 

 

でもその子の存在があって、

この我が家に代々伝わる法律のおかしさに気が付くことができました。

 

 

親の期待に応え続けてきた私の人生は、幸せだったかなと振り返ると

今を生きることなく

将来の為と

今を我慢して、沢山のムダな努力をしてきました。

自分の人生を生きていませんでした。

 

 

親の期待に応えるが、大人になった時

我慢や自己犠牲をして

上司の期待に応える、友達の期待に応える、顧客の期待に応える

過剰に期待に応えようとして、

いつもへとへとになっていました。

 

 

今思うと相手のニーズにあったものではなかったかもしれません。

だから一方通行の無駄な努力になっていました。

 

 

相手の期待に応えるのに一生懸命の間、

自分の期待に応える事はせずにいつも自分の期待には、知らん顔。

どんなに疲れていても、自分の心身には無頓着。

自分をよく粗末に扱っていました。

 

 

結局、親の期待に応えるための努力って目にみえないし

ずっと期待に応えるのは、正直大変です。

 

 

私が、どうやって親の期待に応えようとする無意識の行動や

親の期待に応えられない時の罪悪感を感じる事を

やめる事ができたかというと

 

 

親の期待に応えられない悲しみを感じて感じて

だしていきました。

 

 

親の期待に応えられない悲しさは、とても深い深い悲しみでした。

どこまでも延々と涙がでてきます。

 

 

親の期待に応える事は、

逆を言えば親に愛してもらう手段になっていたので

手放すのが、怖くて怖くて仕方がありませんでした。

 

 

そして、親の期待に応えないと

安全な居場所を与えてくれなかった親に対して

怒りを感じて放出しました。

 

 

余談ですが、悲しさ、怒り、恐怖を感じる事ができない方は、

腕のある心理職の方に

「感情を感じてはいけない」という人生早期に入った禁止令を

とってもらうのが一番早いです。

 

 

沢山の感情を出して出して出して

やっと親の期待に応えなくていいと思えるようになりました。

 

 

これからは、自分の期待に自分で応えようと決めました。

 

 

自分の為に努力して、

失敗しても思考錯誤できる心地よさを知り

自分の人生を自分で創っていく高揚感を感じると

生きるのって楽しい!のです。

 

 

カウンセリングで出会うクライアントさんのなかでは

親後さんがお亡くなりになられた後にも

親の期待に応えられなかった後悔、罪悪感をもって生きておられる方がいて

親の期待に応えろという呪いの強烈なしつこさを知ります。

 

 

親の人生ではなく自分の人生

親の期待に応えるという自動スイッチは、

自分で気づいて自分で外そうとしないと

いつまでも作動し続けます。

 

 

未来ある子供達には、親の期待に応える事を第一に生きるのではなく

自分の期待に応えるように生きて欲しいと

改めて思った旅行になりました。

 

 

【親の期待に応える】という呪いを

子供に渡さない為にもまずは、

お母さんからその呪縛をといて自由な人生を送ってください。

 

 

 

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